こんにちは!

ヘルスコンシャスライフです。

さて、今日は私がこのサイトを開設するきっかけともなった動脈硬化に関して、興味深い記事を目にしたので、そちらをご紹介しようと思います。

サイレントキラーとも言われる動脈硬化・・・管理人ヘルスコンシャスライフの知人も、大動脈解離で命を落としそうになりました。

血液サラサラという言葉がすっかりと浸透してきた昨今、動脈硬化で病院にかかる方も増えてきているのだろうな・・・と思います。

以下、引用。

隠れ動脈硬化を防ぐ「一無二少三多」とは

大動脈瘤破裂胸腔内出血で亡くなった俳優の阿藤快、大動脈瘤破裂で命を落とした藤田まこと……。これらの病の引き金とみられるのは、いずれも“隠れ動脈硬化”だった。その根本原因となり得るのは脂質異常症。知らぬ間に迫り来るサイレントキラーのリスクを退ける術をお伝えする。

動脈硬化を防ぐ食生活

肩や頭の痛み、ふらつきや筋力の低下といったささいな違和感も、日常に潜むシグナルになるという。黄信号を赤にしないためには、生活習慣の改善に尽きる。それは取りも直さず、食生活の見直しだ。管理栄養士の則岡(のりおか)孝子氏が言う。

「コレステロール含量が多いのは卵、レバー、肉の加工品であるベーコンやコンビーフです。霜降り牛肉や手羽先など白い脂身の部分に多く含まれる飽和脂肪酸や、バターやマーガリン、牛脂やショートニングに多いトランス脂肪酸もLDLを増やします。クッキーやビスケットにはショートニングが、市販のカレールーやレトルトカレーには牛脂やパーム油が使われているので、要注意です」

魚介類

「青魚は、DHAやEPAといった常温では固まりにくい不飽和脂肪酸が多いのでおすすめです。鮭の赤い色を作り出しているアスタキサンチンも抗酸化力が強い。ですが、シシャモやシラスといった一尾丸ごと食べる魚は内臓にカルシウムが多い反面、コレステロールも多く、脂質異常症の観点からはNG食品です。エビやタコ、イカも脂肪は少ないものの、やはり同様。特にするめは塩分も多くて危険です。それから牛乳も、通常は乳脂に飽和脂肪酸が含まれているので飲み過ぎは禁物。1日コップ1杯程度にすべきでしょう」

コレステロール吸収を抑える食材

「野菜、海藻、きのこ類や玄米など、何と言っても食物繊維です。抗酸化作用があるビタミンCやE、カロチンが豊富なのはホウレン草や人参、トマト、カボチャ。そしてシイタケに含まれるエリタデニンは、血中のコレステロールの代謝を促し、胆汁酸など他の物質への変化を促進させる作用があります」

大豆には、血管内のコレステロールや脂肪を溶かす働きのあるレシチンが多く含まれている。

「豆腐もいいですが、皮の部分に食物繊維が多く、大豆のまま食べるのを勧めます。同時に、サポニンという物質が過酸化脂質の増加も防いでくれます。納豆では、酵素のナットウキナーゼが狭くなった血管を広げ、血栓を防ぐ働きをします。朝食で食べる方が多いのですが、血栓は寝ている間にできやすいので、夕食で摂ると効果大です」

 

果物

「水溶性の食物繊維が豊富ですが、糖分が多く、単糖類なので吸収されやすい。食べるなら午前中に150グラム程度。ナシやリンゴ半分ほどであれば、その日のエネルギー源として使い切るので体にも好都合です」

1日1合の晩酌で「善玉コレステロール」を増やす

 
一方、総合内科専門医の秋津壽男医師は、

「最近、食べた後に中性脂肪が異常に増える食後高脂血症が問題になっていますが、これは食べ方を変えるだけでも予防できます。ゆっくりとよく噛み、野菜や汁物を先に食べ、炭水化物は最後に摂ることで小腸でのコレステロール吸収を抑えることができる。早食いやドカ食いは禁物です」

そう指摘しつつ、

「2012年の京都大学の研究で、トマトに中性脂肪を減らす働きがある成分が含まれていると判明しました。魚介類をトマトやオリーブなどと一緒に白ワインと水で煮込むアクアパッツァを食べれば、一挙両得というわけです」

続けて何と、

「動脈硬化の予防では、LDL(悪玉コレステロール)の値を下げるよりHDL(善玉)の値を上げる方が効果的だと言われています。ところが現在、HDLの値を上げる方法は1つしか分かっていません。それは少量のアルコール摂取です。ワインであれば小さいグラスで2杯程度、むしろ毎日飲む方が体に良いのです」

日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長も、こう言うのだ。

「過度な飲酒は中性脂肪を増加させますが、1日のアルコール摂取量を純アルコール換算で20グラムという適正範囲内に収めればよいのです。日本酒なら1合、ビールは中瓶1本、ウイスキーはダブル1杯。焼酎なら5勺に止めれば問題ありません」

食事とともに生活改善の“両輪”をなすのは運動である。池田理事長によれば、

少しきついと感じるくらいの強度、具体的には1分間の脈拍が220から年齢を引いて0・6を掛けた値になる程度で、歩行など有酸素運動を1日40分ほどこなすといいでしょう」

とのことで、先の秋津医師も、

「その運動をしながら会話ができるくらいの余力がある強度が目安です。つまり呼吸がしっかりできるレベル。テニスやマラソンは無理でもウオーキングはできます。歩くのなら1日6000~1万歩、水中歩行であれば30分程度が適当だと思います」

あわせて、就寝中の“ケア”もあなどれないという。

「人間は、冬でも就寝中に500mlの汗をかきます。体内は水分不足となり、血液もドロドロになってしまいがちなので、寝床に水を置き、寝る前に1杯。途中で目覚めて1杯、そして起床時に1杯。これが血栓防止につながります」(同)

「一無二少三多」
 
そうした工夫を積み重ねた末、やむなく投薬治療を始める人もいよう。脂質異常症の治療薬は現在「スタチン系」などLDLの数値を下げる薬と、「フィブラート系」など中性脂肪の数値を下げる2系統に大別される。りんくう総合医療センターの山下静也院長は、

「従来はLDLの値を100mg/dl以下に下げることは難しかったのですが、昨年『PCSK9阻害薬』という画期的な薬が登場したことで、数値を服用前の30~40%にまで減らせるようになりました」

さらに千葉大大学院の横手幸太郎教授に聞くと、

「LDL値を下げても動脈硬化が進む人はいて、中性脂肪値を下げる重要性が注目されています。ちょうど改良版のフィブラート(ペマフィブラート)の治験が終了し、早ければ年内に発売されます。従来のタイプより効果は高いのですが、昨今、世界では『動脈硬化に効くのか』との証明が求められており、そのために国際的な臨床試験が始まりました。結果は5年程度で出るとみられ、ペマフィブラートにスタチンのように『服用して動脈硬化が減った』というエビデンスが得られれば、大きな進歩となるでしょう」

あらためて先の池田理事長が言う。

「生活習慣病全体を予防すべく、私たちは『一無二少三多』を提唱しています。一無はたばこを無くす(禁煙)。二少は少食、少酒。三多は多動(運動する)、多休、多接(コミュニケーション)。健康を保つためには、質の高い生活が大切なのです」

今からでも、ちっとも遅くはないのだ。

『一無二少三多』は、管理人ヘルスコンシャスライフは初めて聞いた言葉でした。

一無=たばこを無くす(禁煙)

二少=少食、少酒

三多=多動(運動する)、多休、多接(コミュニケーション)

けして難しい事では無いので、日々の生活の中で意識してみては如何でしょう?