皆さんこんにちは。

ヘルスコンシャスライフをご訪問下さり有難うございます。

管理人ヘルスコンシャスライフです。

さて、身内や身近な方が大きな病気に冒された際に気になるのが、『自分は大丈夫かしら?』という事では無いかと思います。

実は、管理人ヘルスコンシャスライフの知り合いにでくも膜下出血になり、命は助かったモノの、大変な後遺症が残ってしまった方がいました。

くも膜下出血は、死亡リスクが高いのみならず、命が助かったとしても、後遺症の危険性が非常に高い恐ろしい症状になります。

くも膜下出血は、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)が破裂するまで基本的に無症状とされており、私の周りの人の話では、一瞬でこと切れる印象では有りますが、予兆の様なモノも有るとの事。

そんなくも膜下出血の予兆に関して、非常に参考になる記事が有りましたので、こちらでご紹介、シェアしたく思います。

以下、引用。

くも膜下出血の5つの予兆

脳動脈瘤の破裂によって引き起こされるくも膜下出血の症状として、よく知られているのが今までに経験した事のない激しい頭痛だ。

ただ、時にはそれ以外の症状が生じることもある。

Kさん(当時67歳、仮名)は、朝に友人の家の前で話をしていたとき、「プツン」と、右の首の後ろがはじけるような感じを受けた。

帰宅して横になっていたところ、連絡を受けて帰宅した夫が救急車を呼んだ。

救急隊が到着した時点で意識は朦朧(もうろう)としており、病院に到着するころには、外部からの刺激でやっと目を開ける程度の意識障害をきたしていた。

診断の結果は、くも膜下出血。左の内頸動脈(けいどうみゃく)と後交通動脈の分岐部に生じていた7ミリ大の脳動脈瘤が破裂したためだった。

場所や入り口の広さと大きさから、開頭してネッククリッピング術がおこなわれた。

退院した今では後遺症もなく過ごせているという。

Kさんのような症状は決して珍しくないと、埼玉医科大学国際医療センター脳卒中外科教授の栗田浩樹医師は話す。

「軽症の場合、『何かが頭の中ではじけた感じ』や、『頭が一方向に引っ張られる感じ』などがして、そんなに頭痛はしなかったと話す方もいます。おそらく、出血した瞬間の頭蓋内圧の上昇や、化学的刺激が原因ではないかと考えられます」

なお、破裂前の脳動脈瘤は基本的に無症状だ。ただ、まれに脳動脈瘤が神経を圧迫し、何らかの症状を引き起こすことがある。

特に、まぶたの動きが悪くなる、「動眼神経麻痺(まひ)」が急に起きたときは要注意だ。

その際、多くは物が二重に見える複視を伴うため、異常に気づきやすいという。

動眼神経麻痺のうち、10~20%は破裂寸前の脳動脈瘤が原因だと、栗田医師は語る。

「まひが突然出るというのは、脳動脈瘤が急に大きくなったことを意味します。放置すると破裂の危険が極めて高いため、迅速な治療を要します」

くも膜下出血は、軽症でも重篤な後遺症が起こり得る。

予兆があれば一刻も早い受診が必要だ。

脳動脈瘤の破裂を防ぐためにおこなわれる主な治療は、「コイル塞栓術」と、「ネッククリッピング術」の二つだ。

コイル塞栓術は、手首や足の血管から、カテーテルと呼ばれる細い管を通して、動脈瘤の中にコイルと呼ばれる軟らかい金属の糸を詰めていく。内部を埋めているコイルと、隙間の血液が固まることで、脳動脈瘤がふさがり、血液が流れ込まなくなる。

身体への負担が少ないのが大きなメリットだが、まれに入り口部分に隙間ができて、血液が動脈瘤内に再度流れ込むことがある。

コイルの進歩は著しく、この短所は大きく改善されてきている。

一方のネッククリッピング術は、全身麻酔をかけて頭蓋骨の一部を切り開き、脳動脈瘤の根元を金属のクリップで挟む。

メリットは入り口が完全に閉鎖されるために根治性が高いことだ。

■くも膜下出血の5つの予兆
□経験したことのない激しい頭痛
・こんな症状にも注意
□頭が持っていかれるような感じ
□何かが頭の中ではじけた感じ
□頭が一方向に引っ張られる感じ
□急にまぶたが落ちたり、動きが悪くなったりする

如何でしたでしょうか?

このニュースは、私の周りで少し話したのですが、意外な程に心当たりの有る人が多い症状でも有りました。

くも膜下出血と言うと、激しい頭痛と思ってしまいがちですが、人によっては『頭の中で「ブチッ」って音がして頭痛がしたけど、そんなには痛くなかった。結局痛みが引くまで数日かかった。何年か後に脳ドックを受けたら、お医者さんから「過去に出血した痕があるね、小さくて今は塞がってるけど」って言われた。』と言ったケースも有る様です。

40代になったら脳ドッグと言われますが、日々の生活の中で、健康を意識し、そして何等かの予兆が有ったならば、躊躇わずに病院に行くのが最善なのかと思います。